酵母とは約5〜10ミクロンの大きさで、細胞壁で覆われた内側には核やミトコンドリアの姿が確認出来る真核単細胞生物(酵母菌)です。酵母には多種多様な種類があり(現在は349種に分類されています)、自然界では樹液や花蜜、果実などに生息しています。
酵母は糖分に作用してアルコールと炭酸ガスに分解する働きをもつ発酵菌(イースト)です。
酵母は発酵を促進するため、お酒やパン、味噌(自然発酵)などを作るときに良く用いられます。パンを作るときはパン酵母、味噌を作るときは味噌酵母、お酒を作るときはお酒の種類によってビール酵母、ワイン酵母、清酒酵母、ウィスキー酵母など、それぞれの作り方に適した酵母が使い分けられます。
人間が活用している酵母にはある共通点があります。それは糖を分解してアルコールと炭酸ガスを作る事です。つまりアルコール発酵と言うものです。
日本酒を例に酵母の働きを見ると、酵母は糖がないと活動する事が出来ないため、まずはカビである麹菌の力で蒸し米のデンプンを糖に変え、その後いよいよ生きた清酒酵母を加えます。その結果酵母は糖を吸収し細胞分裂を始め、この過程で酵母の数は飛躍的に増加、酵母は吸収した糖を分解し発酵を開始、この発酵によってアルコールが生まれ、増加した酵母、新たに生成された栄養素はすべて酒粕に移行します。
|
ミネラル |
ビタミン |
食物 繊維 |
Ca |
Mg |
鉄 |
亜鉛 |
B1 |
B2 |
ナイアシン |
葉酸 |
米 |
3 |
7 |
0.3 |
0.6 |
0.02 |
0.01 |
0.2 |
3 |
0.3 |
酒 |
1 |
1 |
0.1 |
0.1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
酒粕 |
8 |
9 |
0.8 |
2.3 |
0.1 |
0.26 |
2 |
170 |
5.2 |
|
上表のように添加された酵母は、細胞分裂によって自ら増殖しながら、自らの体内で摂取した糖から、ビタミンやアミノ酸など様々な栄養素も作り出します。酵母には多くの酵素、ビタミン類、ミネラル類、アミノ酸類などの栄養素が含まれています。
さらに酵母の表面を覆っている細胞壁は、自然治癒力を高めると言われるキノコ類と同じ、ベータグルカンとマンナンです。
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