青魚のサラサラ健康有用成分「EPA」

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青魚のサラサラ成分「EPA」
 2008年02月21日

青魚が身体に良いと言う理由
日本人の食文化の欧米化が進むにつれ、栄養バランスの崩れが指摘されています。そこで近年、健康に良いと脚光を浴びているものの一つが、イワシやサバなどの、背の青い魚に豊富に含まれているサラサラ成分の「EPA」です。「EPA」とは簡単に言えば青魚に含まれ油、必須脂肪酸のことですが、この油、身体ではほとんど作ることができません。
この「EPA」の存在こそが、青魚が体に良いという理由です。では何故今、「EPA」が私たちの健康に必要とされているのでしょう。

そのEPAの驚きの働きは、イヌイットの健康調査から発見
青魚の有用成分「EPA」の働きが注目されるようになったのは、1960年代にデンマークの学者、ダイベルグ博士たちによる、グリーランドに住むイヌイットの健康調査がきっかけでした。

彼らは野菜をほとんど口にすることはなく、主食は、アザラシの肉が中心で偏りがちです。ところがそれにもかかわらず、健康な高齢者が比較的多い事実が判明し、研究が進められました。
ダイベルグ博士らはイヌイットの血液に注目しました。その結果、血液の脂質に青魚の有用成分「EPA」が多く含まれ、血液がサラサラしていることが判りました。なんとイヌイットの「EPA」の割合は、牛肉や豚肉中心のデンマーク人より35倍も多かったのです。

体内ではほとんど生成されないはずの「EPA」が、多く含まれていたのは、イヌイットが主食とするアザラシが、イワシなどの魚を食料としていたため、そのアザラシの肉から青魚の有用成分「EPA」を豊富に摂っていたというわけです。

この驚きの結果は瞬く間に世界の耳目をひきつけました。そして、さまざまな研究が始まり、青魚のサラサラ健康成分「EPA」が血のめぐりをサポートする働きや、多くの有用な特性を持つことが判明したのです。
そして今、「EPA」の持つ可能性と期待がますます高まり、世界中で引き続き研究がおこなわれています。

日本における「EPA」研究のスタートは、1979年です。その後、魚を食べることが現代人の健康をサポートするということは、多くの研究で明らかにされてきました。
その結果、最近では「EPA」や「DHA(ドコサヘキサエン酸)」を含む魚を食べることの重要さが、ますます注目されています。
ですが、日本の魚の消費量は近年微増はしていますが、それはマグロ、イカ、エビなどで占められ、肝心の、「EPA」や「DHA」を大量に含む背の青い魚の消費量は逆に減少傾向にあります。


「EPA」はこんな方にお勧め
・健康不安を感じている方。
・青魚を毎日食べられない方。
・青魚が苦手な方
・ダイエット中の方。
・お肌のトラブルが気になる方。
・甘いものや果物をよく食べる方。
・宴席の多い方。


「EPA」や「DHA」を含む製品
健康のために必要な「EPA」ですが、毎年減少する漁獲量もあいまって、毎日青魚を食べ続けることは、現代人にとってなかなか難しいものです。そこど、サプリメントなどで上手に補うことをお勧めいたします。


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