12月中旬に初めて中国・上海を訪れました。
上海は想像どおりの大都会でした。
人口が1800万人を超える中国第二の都市というだけあって、どこも人がいっぱいでした!
中国経済の中心的存在だと聞いて、大きく頷けました。
2010年の上海万博に向けて、街の中心地はあちこちで大工事中です。
けれど、高層ビルや高級アパート(日本でいう億ション)は、どこもきれいに化粧直しがなされていました。
それらの建物は、夜になるとライトアップされて、きらびやかで豪華な街に一変します。
河を行く多くの観光船も、幻想的な雰囲気を醸し出すのに一役買っていました。
夜の観光をやめて、人々の生活が見たくて、街を歩きました。
ホテルや観光地は日本語でも幾分は通じますが、そういったエリアから一歩出ると、
当然ながら、英語も全く通じない人たちが暮らしています。
漢字とボディランゲージで意志疎通が何とかできましたが、
何より、満面の笑みをたたえて迎えてくれた町の食堂の奥さんと、ちょっとイケメンのご主人の優しいまなざしが、今も目に浮かびます。
貧富の差が拡大しているとの現地の方の説明に、素直に頷けるほどに、暮らしぶりや服装からも、それは感じられました。
それでも人々はエネルギッシュに生活しているのが、伝わってきました。
中国は大きくて広いです。
3日間ずっと曇りや雨でしたが、上海を発つ朝、大地に(!)日が昇るのを見ることができました。
雄大な大地と、そこに根付く人々の悠久の歴史をほんの少しだけ、垣間見たような気がしました。
慌ただしい日々でしたが、心に残る旅になりました。